2016/12/05 09:58
皆様こんにちは!SKYHOPEの金山でございます!
以前も申し上げましたが、昨今の写真技術の進歩は目覚ましく、且つ、スマホやコンパクトデジカメを使用しながら、プロも唸る程の素晴らしい写真を撮ることが出来るようになり、SNS等で投稿される写真も優れたものが多く見られ、大変良い刺激になります。
私たちの世代(当方、52歳です)が写真を本格的に開始した当時は、まずカメラが高い、レンズが高い、付属品が高い、三脚が高い、フィルムや印画紙が高い、現像に関わる諸費用が高い…高い尽くしのオンパレードで、どうしても写真を始めたいという強い意志と、そのために他のやりたいことを我慢する強い決心がないと踏み込めない世界でしたので、そんな趣味の写真の敷居が、時代とともに低くなり、誰もが写真を楽しめるようになったことは、写真を愛する立場として大変喜ばしいことだと思っております。
そんな中、プロの写真家かなぁと思える写真もある一方で、あともう一歩でもっと主題の伝わる良い写真になるなあと期待感が持てる写真にもよく出会います。
ここからは独断と主観としてのお話です。
他の優秀な写真家の方から「何をバカな」という御指摘があるかも知れませんが、撮影される方により様々な考え方があり、他の考えを否定するつもりは全くございませんので、それを前提にお聞き頂ければと思います。
写真は「構図」で決まるとよく言われます。
この構図には三角構図や三分割構図、シンメトリー構図、押しの構図、対角線構図 等々の基本構図がありますが、要は自分が撮りたいもの、見せたいものを主題として、相手にどうそれが伝わるかをある程度想定しながら撮影すれば、結果としてこのような構図に概ね当てはまっていきますので、あまり難しいことを気にしなくても良いかと私は思います。
ここで、私がどのような場面でも頑なに注意を払っていることが大きく2つありますので、御参考までに紹介致しますと、
① 写真は真っ直ぐに撮る。
例に取れば、大海原の水平線はあくまでも「水平」であり、これが僅かに傾くと一気にチープさが増す写真になります(意図的に斜めにする写真もあります)。そして「真っ直ぐ」の意味は何も水平垂直だけではなく、シャッターを押す前に、これから撮影しようとする被写体、即ち主題を真っ直ぐに捉えているかどうかを自分の気持ちに問い掛けることです。
これを心掛けることで、「単なる状況写真」と、「相手の心に訴えかける写真」が明確に分岐されると思っております。
② 写真は4隅に心を配って撮る。
撮影シチュエーションは千差万別で、全く同じロケーションに当たることは二度と無いと言っても過言では無いです。カメラのファインダーを覗くと、主題に気が取られてしまい、どうしても中心部に視線が行きがちになりますが、それでも構いませんので、最後に、主題の主観を損なうもの(例:指やカメラストラップ)が無いかどうかをチェックするため、ファインダーの4隅を必ず確認しましょう。解っているようで、意外と見落としがちな点と言えるでしょう。
以上2点は、実は私の経験に基づく言葉ではなく、この仕事を始める10数年以上前に、私の師匠であるプロカメラマンの方から伝授頂いた考え方です。風景写真を得意とするお方で、当時の私の写真を見て、基本構図に囚われ過ぎて面白味に欠けるなぁと指摘されたことをきっかけに、様々な場面の撮影現場にカメラアシスタントとして同行させて頂き、彼の撮影を真横で見学しながら、如何に自分の写真がつまらないかということを痛感させて頂きました。そして、彼が最後まで繰り返し私に伝えたのも、たった二つのこの言葉だけでした。
相手に伝わる写真を撮るコツは意外とシンプルであり、また、突き詰めると奥深い、それでいて楽しいものであることを伝えるべく、こちらでは、このようなお話を織り交ぜた、初心者向けカメラ講座を出張格安にて行っております。
各講座では、コンパクトデジカメで御孫さんの写真を綺麗に撮りたいという84歳の方、そして下は誕生日に買ってもらったデジタル一眼を使えるようになりたいという13歳の方もおられます。このように幅広い年齢層の方々に、写真を楽しんで頂く切っ掛けづくりになることをモットーとして、カメラを持ちながら楽しく賑やかな笑いのなかで取り組んでおりますので、もしもご興味がおありの際は、お気軽に御相談下さい。
今回もCMにて誠に恐縮でございます。本日はこの辺で失礼申し上げます。
【写真】光明寺の紅葉
